岐阜市中央卸売市場からのお知らせ岐阜市中央卸売市場FAQ（よくある質問）
役割・仕組みについて
Q1 市場は何をするところですか？
A1 みなさんの生活に欠かすことのできない大切な生鮮食料品を日本各地、海外から商品を集めて、公正な値段でみなさんのご家庭や飲食店にお届けするところです。詳しくは「岐阜市中央卸売市場の役割」をご覧ください。Q2 市場ではどんな商品を売っているのですか？
A2 岐阜市中央卸売市場では野菜・果物・魚などを販売をしています。隣接する関連店舗ではつけもの・缶詰・つくだ煮・お惣菜・食肉・花・お菓子・ジュース・文具品なども販売しています。Q3 市場に売られている野菜・果物・魚の種類はどれくらいありますか？
A3 季節によって変わりますが、１年間の合計では野菜が約110品目、果物が約90品目、魚が約260品目になります。ただし、例えば「大根」にもいろいろな種類がありますので細かくわけるとこの何倍にもなります。Q4 市場では１日にどれくらいの野菜・果物・魚を売っているのですか？
A4 令和5年の場合、野菜が1億3500万円、くだものが4700万円、魚が2900万円で、合計すると1日あたりの売り上げは約2億1100万円になります。詳しくは「市場取引情報」をご覧ください。Q5 市場で売られている商品の流通の仕組みはどのようになっていますか？
A5 出荷者から送られてきた商品の鮮度を落とすことなく、適正な価格で市内のスーパーや小売店、飲食店、小中学校等に販売します。毎日、市場へは日本各地、海外から商品が集まってきます。これらを短時間で小分けし、手数料を除いた売上金を出荷者に短期間で支払うことが市場取引の大切な役割になります。詳しくは「岐阜市中央卸売市場の役割」をご覧ください。Q6 市場で売られる野菜・果物・魚はどこから集まるのですか？特に多く集まってくるものは何ですか？
A6 日本各地や海外の約30カ国から商品が集まってきます。主な商品とその産地については「市場取引情報」をご覧ください。Q7 畑や海で食べ物がとれてから、私たちの食卓に上がるまでにはどれくらいの時間がかかりますか？
A7 近接地域でとれた商品はとれた翌日に市場で販売され、その日のうちにスーパーや小売店に届けられます。詳しくは「岐阜市中央卸売市場の役割」をご覧ください。Q8 どのようにして鮮度を保っているのですか？
A8 出荷者から保冷車等を利用して市場まで運ばれてきます。また、容器についてもダンボールケースだけでなく、熱を通しにくい発泡スチロールや木箱、袋詰めの商品については袋の素材にも気を配っています。市場に着いた後、特に痛みやすい商品については低温売り場で貯蔵、販売しています。取引方法について
Q9 市場ではどのように商品の値段を決めるのですか？
A9 「せり売り」や「相対（あいたい）売り」という販売方法で商品の値段を生産者、消費者どちら側にも有利になることなく公正に決めています。「せり売り」とは、複数の買い手が集まり一番高い値段を出した人が落札する方法です。「相対売り」とは、売る人と買う人が交渉（こうしょう）して値段を決める方法です。Q10 「せり売り」とはどんなものですか？どんなメリットがありますか？
A10 買う人が多いため、競争で値段をつけ一番高い値段をつけた人に売る方法です。「天然あゆ」のように日によって多かったり少なかったりと入荷が不安定な商品については、その日その日の相場で値段が決められます。量が少ないのに買い注文が多ければ高値に、それとは逆に量が多くて買い注文が少なければ安値になります。このように需要と供給のバランスで価格が決められるのが「せり売り」の特徴といえます。Q11 「せり売り」のときに使うかけ声や手ぶりの合図にはどんな意味があるのですか？
A11 せり売りで商品を落札する場合、言いまちがいを防ぐために値段を声に出して伝えるだけではなく、手の指で「符丁（ふちょう）」とよばれる手形（てがた）・手やりのサインを出して表します。よび方も通常の1200円や3500円などではなく古くからの独特のよび方が使われることもあります。Q12 「せり売り」はどれくらいの時間がかかるのですか？
A12 その日の入荷量によってちがいますが、長くてもおよそ1時間30分で終了します。柿のせり売りの場合は午前6時30分から始まり8時頃までかかる時があります。入荷量が少ない商品など短い場合10分で終わることもあります。Q13 商品はどんな単位や量で取引されているのですか？
A13 販売に時間がかかるため、大根1本、スイカ1玉という小売りはしていません。多くはダンボールや発泡スチロールの箱単位で取引されます。野菜や果物の場合、例えば1箱が10キロ詰めでこれを数箱～数十箱単位で取引しています。魚はkg単位で取引される商品もあります。これらは大量の商品を短時間に取引するためにとても大切なことになります。Q14 自分の家の庭や畑で作った作物を市場へ持っていって売っていいのですか？
A14 市場の中で行う卸売や販売は全て開設者（岐阜市）の許可が必要です。出荷者（生産者）は必ず卸売業者などに商品を持っていき、販売を委託するか買い取ってもらわなくてはなりません。したがって市場の中で勝手に販売をすることは禁止されています。また、販売を委託された卸売業者はその委託を拒否することは法律で禁止されています。販売を委託した場合は販売代金から卸売手数料（野菜8.5％、くだもの7.0％、魚5.5％）を引いた残りが支払われます。詳しくは「岐阜市中央卸売市場の役割」、「卸売業者」をご覧ください。Q15 事故や自然災害等で商品が到着しない場合や、到着が遅れた場合はどうするのですか？
A15 日本各地や海外から商品が運ばれてきますので、よほどの大事故や大地震等が起きない限り、市場にまったく商品が届かないということはありません。事故や自然災害などで商品の到着が遅れた場合でも、できる限りその日のうちに販売します。どうしても間に合わない場合は、翌日の販売になります。大地震が発生したときを想定して各地の中央卸売市場とのあいだで協力体制を取っています。Q16 一般の人でも市場で商品を買うことができますか？
A16 中央卸売市場で売買取引に参加できる方は法律や条令で厳しく制限されています。これは、商品を大量に短時間で効率よく販売し、また代金回収を確実に行い岐阜市民の方たちに対して生鮮食料品を安定供給するためのものです。したがって一般消費者の方々には小売販売をしていませんでした。しかしながら、令和2年6月21日に法改正等により規則が緩和され、当市場では一般の方も購入することが可能となりました。ただし、各店舗により小売りに対応しているかは異なりますので、各店舗に直接お問い合わせください。詳しくは「岐阜市中央卸売市場の役割」をご覧ください。
